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第39回講演会ご報告


日時:2017年11月20日(月)13:30〜15:30

場所:三鷹産業プラザ 701〜702会議室

講師:後藤 卓也 氏

講師略歴:
    1964年 千葉大学工学部工業化学科 卒業
    1997年 花王株式会社 代表取締役社長
    2004年〜2008年 同社 取締役会長

今回は、花王株式会社 元会長 後藤 卓也様をお招きして

商品・製品づくりのエピソード

というテーマで開催しました。

三鷹市
内田副市長
講演会の様子 いただいたお土産
《講演会の内容》
参加者は70名を超え用意した席は満席状態でした。 市役所からも3名のご参加をいただき大盛況でした。
1.開会の挨拶          (司会 いきいきプラス事務局 向井百重)
  @三鷹市            内田治副市長
  A三鷹いきいきプラス事務局    村田事務局長
   
2.講演
  ≪講演の概要≫
  どこの家庭の浴室、洗面所、台所、居間などに一つや二つはあると思われる「kaoのマークの花王商品」、
  明治23年(1890年)に国産石鹸を発売してから127年、多くの産業界で目立たないまでもお役に立つ製品が
  活用されているそうです。長年「花王」で活躍された元社長に、多くの商品・製品が生み出された際の
  エピソードをお話ししていただきました。
  以下その要旨を簡単に紹介します。
T.三鷹小・中学校時代のお話

U.個人で1年間15個使っていただいている花王製品をどういうふうに作ったかとか、
  ベースにあるものの話や懐かしいコマーシャルを交えてのお話


V.127年前のお話
   1. 明治23年に創業者が花王石鹸を発売したときの映像、桐の箱に入っていた
   2. 当時かけそば1杯1銭のとき、12銭と12倍の値段がした。
     貴重品として輸入品に負けないようなものを作った
W.昭和30年代のお話
   1. テレビコマーシャルで当時簡単に口ずさめると有名になった
X.名前の由来
   1. 顔を洗う石鹸ということで花の王「花王」となった
   2. 月のマークは、月が美と清潔のシンボルということで月のマークを使っているが、時代とともに変遷し
     今のマークになっている
Y.粉洗剤の大きな箱から小型洗剤、液体洗剤へ

Z.界面活性剤のお話
   1. 化学的根拠を優しく解説し、日用品を初め建築分野にも広げ、多岐に渡る商品を説明

[.会社の理念、「正道」を中心とする会社経営の話


参加者感想(抜粋)
  ・身近な商品の開発過程をうかがえて、興味深く拝聴しました。これから商品を手にした時、
   お話を思い出し楽しく過ごしたいと思います。(70代 女性)
  ・製品ができるまで。理念、姿勢に感じるものでした。(80代 女性)
  ・界面活性剤へ応用の歴史、勉強になった。後藤氏の人柄感銘を受けました。(80代 男性)
  ・暮らしに役立つものをていねいに作っていることが良く分かった。(70代 女性)
  ・日本の製造業の未来が信じられるような良い話でした。本日は高齢者が対象でしたが、
   後藤さんの話は若い人にも是聞かせてほしいと思いました。(70代 男性)
  ・花王の企業のコンセプトそして経営者の人柄が理解出来ました。(60代 男性)
 

3.閉会の挨拶  (NPO法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹 向井恒夫代表理事)


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