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第27回講演会ご報告
日時:2011年11月21日(月)13:30〜15:30
場所:三鷹産業プラザ 701〜702会議室
講師:長谷川 幸介氏(茨城大学生涯学習教育研究センター准教授)

講師略歴:
茨城大学人文学部経済学科卒業
(生涯学習とボランティア理論、学校と地域の教育力、男女共同参画などを研究)

主な著書・論文:「生涯学習と町づくり」「町内会物語」(文眞堂)など

今回は、茨城大学生涯学習教育研究センター准教授 長谷川幸介先生をお招きして
豊かな日本の新しい「老い」を創る
〜「無縁社会」に立ち向かう!〜

というテーマで開催しました。

かけがいの無い命を大切に、かけがえの無い人たちと繋がりながら、自分たちの住みやすい町や環境をつくるために、 「定住人口」でなく「活動人口」を増やししていくことにある。話し方は大変ユニークで面白く笑いの連続で皆さん 大いに満足されたようです。
健康福祉部
高階豊彦担当調整部長
司会 シニアSOHO黒澤氏    長谷川幸介先生
《講演の内容》
参加者は100名を超え用意した席は満席状態でした。 市役所からも3名のご参加をいただき大盛況でした。
1.開会のご挨拶         (司会 シニアSOHO 黒澤氏)
  @三鷹市健康福祉部     高階豊彦担当調整部長
  Aいきいきプラス事務局    勝間田節子事務局長
   
≪講演の趣旨≫
「少子高齢化」の波、忍び寄る無縁社会に、私たちが立ち向かい今なすべきことは。そして、どう生きていったらいいのだろうか。・・・
以下その要旨を簡単に紹介します。

日本の社会は大家族から戦後は核家族化がすすみ、人との絆が薄くなりいろいろな 社会問題が出て来ている。高齢者はとくに孤立化がすすみ無縁社会になりつつある。高齢者はこれにどのように 立ち向かえばよいかを事例を紹介しながらユーモアたっぷりに講演して頂いた。中でも4つの縁(えにし)が印象的だった。
1.血縁は夫婦、子、孫などであるが現在大多数が子が結婚すれば夫婦だけになり更にやがて一人になる。
2.地縁は今住んでいる所は殆んどの人は他から移転してきた人たちで、地縁がない。
3.職縁は文字通り職場の人間関係であるが、退職後は徐々に遠のいていきやがて疎遠になる人が多い。
4.友縁は子どもの時から現在までの友達であるが、同じ地域に住んでいなければやはり疎遠になる。
以上により最後は町内会と繋がることがとても重要で、女性は上手に出来るが男性はこれが苦手で難しい。 無縁社会を克服するにはこれを打ち破らなければならないのである。
男性が地域に溶け込むためには「三脱の教え」を実行するべきである
1.職業意識を捨てる。
2.地位を捨てる。(例えば元部長課長など)
3.年齢を意識しない生き方を模索する。
最後に粋な生き方とはいなせ、オキャンでアダ(ぞっとするような色気がある)があるような生き方が望ましい。
終了後の質問で「江戸しぐさ」を説明して頂いた。 町民の地域に全国各地から人間来て混在都市になり言葉、習慣、マナーがまちまちではうまく生きていけないので、「江戸しぐさ」というルール(マナー)を作り子どもの時から躾けて江戸の町を活性化させた。 基本理念は相互扶助と共生である。肩引き、七三の歩きなどがある。
以上非常に楽しく有益な講演会であった。

講演の様子

講演の様子

シニアSOHO 久保代表理事
2.閉会の挨拶  (NPO法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹 久保律子代表理事)
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