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第11回いきいきプラス講演会
人生100年すべての世代に居場所と出番
日時:平成18年3月30日(木)午後3:00〜4:30
場所:三鷹市公会堂
       
講師:樋口 恵子氏


1932年東京生まれ。
NPO法人「高齢社会を良くする女性の会」理事長。
東京家政学院大学名誉教授。
東京大学文学部美学美術史科卒。
東京大学新聞研究所本科終了。
時事通信、学研、キャノンなどでの経験を経て、評論活動に入る。働く女性の立場から鋭く問題を指摘、女性、教育、高齢社会、地方分権等幅広い評論活動で著名。
(講演の要旨)
日本は1970年代以降高齢化が急ピッチで進み、現在100歳以上の人が4万人いる。
平均年齢、男78歳、女82歳であるが、男は働き盛りの人が経済的理由で自殺者が多いことにより平均年齢の伸びを抑えている。現在65歳以上の人が20%、2050年には40%に達する。このような現状を踏まえ今後高齢社会をどのような人生を送るべきかについて講演された。

従来の人生設計80歳の目標を100歳に変更し、若い世代と夢を共有しながら、見果てぬ夢を追い求めようではありませんか。そして死んで行きたい。
雇用問題では、明治、戦後そして現在が最も大きな改革、変革の時であり。従来の官尊民脾の時代から、官が民を認める時代になってきた。
介護保険問題では、介護認定は今までは甘かったが法改正により今後は違ってくる。そして初老の夫婦が親の介護をする老親介護時代になり、70歳前後の人たちが初代の創造者になり解決していかなければならない。更に小規模多機能サービスで地域の人が、地域の人に貢献するディサービスの弾力的使用を可能にして欲しい。(福井市の例)
男性の長生きの秘訣は、出かける人になれ、買い物が出来るひとになれ、財布を嫁に渡すより自分で家計を賄え、買い物と料理を妻から奪え、即ち『選択と自己決断』。
又、食べ物は三里四方の柵元を食べ、近くの海で獲れた魚介を食べることが長生要件。
働く意味は(シルバーやNPO等)収入を獲得する(老年よ財布を抱け)こと、社会参加をして人と交流すること、新しい能力を発見し自己実現することにある。
居場所と出番は自分で作る努力が必要である。シルバー人材センター等を利用して、定年後に資格を取得する等積極的に活動して欲しい。

会場はほぼ満席で、いきいきプラスの会員はじめ、シルバー人材センター会員、一般の市民の大勢の方々にご参加頂きました。女性が多かったが、男性にとっても大変参考になる興味深い話を楽しく語っていただき、最後まで熱心に聴講し有意義なひと時を共有出来ました。

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