第19回講演会のご報告 | |||||
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「足元からの健康づくり」と題し、シルバー人材センターとの共催で開催されました。 高齢者になると、膝痛、腰痛、股関節変形症などになり自力歩行が困難になることがあります。これは個人にとってもマイナス、国家にとっても介護保険や医療保険の増加となり大きなマイナスです。自分の身体に合った靴で正しい歩き方をマスターし、併せて転倒予防の防止について大変有益な講演でした。 いきいきプラスから67名、シルバー人材センター会員約300名の参加がありました。 司会は三鷹市シルバー人材センター常務理事 安生祐子氏。 |
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《講演の趣旨 》 | |||||
◆ | 健康靴の基準 | ||||
・ウォーキングシューズ(衝撃を吸収してくれる靴が望ましい) ・スニーカー(運動靴でありウォーキングには適さない) ・目的に応じた靴(ゴルフシューズ、登山靴、雨靴など)現在歩行改善士が288人いて靴の選び方や歩行方法について無料で指導してくれる。 |
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◆ | 免振中敷きって何 | ||||
・ビルの免震機能を応用した中敷きは、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の認可を得ている。この中敷きが入った靴で歩くと、骨盤や股関節を適度に揺さぶることが 出来る。この結果骨盤のバランスが補正され、快適な歩行が可能になる。人間の身体には本来、ずれてしまった間接の配置を元に戻そうとする機能が備わっていて、固い靴底や中敷きでは、適度な揺さぶりが出来ず関節の配置は是正されない。 | |||||
◆ | 新しいニュース | ||||
・団塊の世代は生後すぐにおんぶに、おむつを余儀なくされたが、これは股関節には大きな問題である。 ・人生で活動できるピークは35歳、健康終焉年齢(厚生白書)は75歳と言われている。女性は55歳位から急激に骨密度が落ちる。転倒すると骨折しやすいので転び方を練習するように。手や肘、膝など点でなく柔道の受身のように丸くなって転ぶように布団の上で今日でも練習するように。? ・歩き方は「息が切れるくらい、汗が出るくらいの早歩きが必要である。」 ・足指の力を測定しょう。 日本体育大学の堀井氏が世界初めての「足指握力計」を開発した。測定値は、男性20kg位、女性0位この測定値を上げられれば転倒しにくいそうである。 |
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◆ | バリアフリー社会に反対 | ||||
・バリアフリーは要介護者など歩行困難者には有用だが、健康者にとっては脚力を奪う場所で感心できない。 ・家の中での転倒予防として部屋、廊下などに物を置かない。カーペットなど僅かな高さでも足をひっかけて転倒するケースが一番多い。 ・家の外10m位の所での転倒が多い。 |
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◆ | 最後に本題とは関係ないが女偏の漢字が250あるが、嫌い、妾、姑、妖、婦、嫉妬などあまり好イメージのものが無いようである。 | ||||
◆ | 纏めとして | ||||
免振中敷きの健康効果やウォーキングシューズの定義、転倒予防など衝撃的なお話があり皆さん大変参考になったのではないでしょうか。 質疑応答の時間が取れなかったのが惜しまれたが、万雷の拍手で終演となった。 以上 |